秋田県について

秋田県は日本海に面する東北地方の県のひとつです。秋田といえばなにを思い浮かべますか?秋田美人、米どころ、日本酒、雪、なまはげ、かまくらなどなど。冬のイメージが強いかもしれませんが、春には桜の名所角館が、夏には竿灯や大曲の花火大会が、秋には紅葉と温泉といった風に、雄大な自然が四季折々の表情を見せてくれます。いつ来ても魅力いっぱいの秋田に、遊びに行ってみませんか?

秋田県について

  • 面積・・・11,636,28k㎡
  • 総人口・・・1,050,792人
  • 人口密度・・・90.3人/k㎡
  • 隣接都道府県・・・青森県、岩手県、山形県、宮城県
  • 県の木・・・秋田杉
  • 県の花・・・フキノトウ
  • 県の鳥・・・ヤマドリ
  • 県の歌・・・秋田県民歌、県民の歌

気候

秋田県は日本海に面しており、同じ日本海側の山形県や新潟県と同様に冬季には対馬暖流の影響もあってか日本海側から湿った冷たい風が吹き、みぞれや雪を降らせます。県全域のおよそ90%の地域が特別豪雪地帯に指定されており、雪が多い県として知られています。また、秋田県は冬季間の日照時間は全都道府県の中で一番少ないことでも有名です。そのため、朝晩の放射冷却現象が起らず、特に日本海側沿岸部などは関東平野内陸部よりも朝の気温が高いことも多いなど緯度のわりには温暖であり、日較差が非常に小さいのが特徴です。内陸部の一部は「亜寒帯湿潤気候」という気候区分に分類されます。これはシベリアや北アメリカ大陸、樺太などと同じ気候で、寒さが厳しいことが分かります。また、時には秋田沖付近に発生する極低気圧からもたらされる暴風雪やゲリラ豪雪による悪天候も決して珍しくありません。一方、日本海側気候でありながら夏季は高温多湿でどんよりとしており、梅雨明けのないまま秋を迎えることもあります。ですが、太平洋側から吹く季節風は奥羽山脈の山々に遮られ、時としてフェーン現象が発生することがあり、特に県内陸部中央から県内陸南部では気温が上昇し真夏日や猛暑日に、夜は熱帯夜になることも少なくありません。そのためか四季の表情がはっきりとしているのも一つの特徴といえるでしょう。

自治体

県下には、以下の13市6郡9町3村があります。秋田県では、美郷町、三種町、八峰町が「ちょう」と読む以外は、町は全て「まち」、村はすべて「むら」と読みます。

  • 秋田市
  • 男鹿市
  • 潟上氏
  • 南秋田郡
  • 五城目町
  • 八郎潟町
  • 井川町
  • 大潟村
  • 大仙市
  • 仙北市
  • 仙北郡
  • 美郷町
  • 大館市
  • 北秋田市
  • 北秋田郡
  • 上小阿仁村
  • 由利本荘市
  • にかほ市
  • 横手市
  • 能代市
  • 山本郡
  • 藤里町
  • 三種町
  • 八峰町
  • 湯沢市
  • 雄勝郡
  • 羽後町
  • 東成瀬村
  • 鹿角市
  • 鹿角郡
  • 小坂町

安全な町

秋田県は、人口あたりの刑法犯発生率が日本で最も低い都道府県です。人口10万人あたりの犯罪件数は最少であり、最多の大阪府の5分の1の犯罪件数しかないのだそうです。この理由については犯罪が発生しにくい街の構造であることや、少子高齢化、および人口減少、過疎化が他県に比べて進んでいることなども影響しているといいます。

産業

あまり知られていませんが、秋田県は携帯電話やパソコンなどに不可欠な固定コンデンサの出荷額が全国1位(1712億円)と産業も盛んな県といえます。また、木材生産量も全国4位で、樹齢200年をこえる天然秋田杉は県の木にも指定されており、木曽のヒノキ、津軽のヒバとならぶ日本三大美林のひとつでもあります。また、米どころとしても有名で、米の産出は北海道、新潟県に次いで全国3位となっています。米どころですので日本酒の生産も盛んです。日本酒の生産高は、兵庫県、京都府、新潟県、埼玉県、愛知県に次いで全国6位です。その他にも日本三大うどんのひとつである稲庭うどんや、じゅんさい、しいたけ、大豆などの野菜、りんご、ブドウ、さくらんぼなどの果物の栽培も盛んです。

鉱業

秋田県は鉱物資源の宝庫でもあり、高度経済成長期以前は内陸地域で銀山・銅山などの非鉄金属鉱業が、秋田平野などの沿岸地域で油田などの石油・天然ガス鉱業がそれぞれ栄えました。生産額も伸びていましたが、1970年代半ば以降、資源の枯渇が見られるようになり、円高や国際相場の暴落などにより採算性も合わなくなったことから、1994年にはすべての鉱山が閉山となりました。一方で石油に関しては、現在も申川油田・八橋油田などで少ないながらも採掘されています。また、鉱山のほうも跡地は史跡となっており、観光客向けに当時の様子を伝える資料館などが建てられています。

秋田の文化

食文化

米どころであり、酒どころでもあります。特に日本酒の消費量が多く酒の飲みすぎに加えて、雪国のため保存食である漬け物などの塩分過多が加わり、脳卒中などの生活習慣病での死亡率も高くなっています。特産品としては「きりたんぽ」が有名です。きりたんぽはもともと県北の食文化でしたが、現在では秋田の代名詞として有名になり、全県で食べられるようになりました。きりたんぽ鍋の出汁の多くは比内地鶏で取っています。また、ハタハタの消費量が多いことでも有名で、一時は絶滅寸前にまで減りましたが、禁漁や漁獲制限などを経て現在では資源が回復しつつあり、再び食卓に並ぶようになりました。ハタハタの卵のことを「ブリコ」、ハタハタの魚醤を「しょっつる」といい、鍋料理にして食べるのがポピュラーです。ハタハタを酢でしめた鰰寿司もお正月やお祝いの席などで食べられています。他県にない食文化としては、とんぶりやじゅんさいなどの珍しい野菜が日常的に食べられている点も挙げられます。また、一部の地域では納豆に砂糖をいれたり、トマトに砂糖をかけたり、赤飯にも多めに砂糖を入れて作るなど、甘めの味付けを好む習慣があります。夏になると「ババヘラ」と呼ばれるアイスを街頭で売るおばさんが現れ、秋田の夏の風物詩となっています。また、県南で食べられている「稲庭うどん」も有名です。稲庭うどんは日本三大うどんのひとつで、ひやむぎより若干太く、平べったい形状をしているのが特徴です。古くから秋田の人々に親しまれてきたうどんで、2007年には各地に伝わるふるさとの味として、農林水産省により「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれました。

伝統工芸

秋田の伝統工芸として有名なのは「樺細工」です。桜の木の皮を乾燥させたものを、茶筒や小箱、煙草入れなどに使うもので、秋田の角館が発祥の地として知られています。また、樺細工と同じくらい有名なのが「大館曲げわっぱ」です。こちらは大館市の工芸品で、天然秋田杉の薄板を曲げて円筒形のおひつやお弁当箱などを作ったものです。経済産業大臣指定伝統工芸品にも指定されています。杉の香りや手触り、美しい木目と色合いが魅力で、お土産などとしても人気の一品です。

祭り

秋田には四季折々の祭りがあります。後述する竿灯やかまくら祭りのほかにも、アメッコ市や犬っこまつり、七夕絵どうろうまつりなど、趣向を懲らした様々なお祭りがあることが特徴です。また、秋田県は重要無形民俗文化財の指定数が日本一で、その多くのお祭りや踊りがこれに指定されています。

  • 大日堂舞楽(鹿角市)・・・ユネスコ無形文化遺産
  • なまはげ(男鹿市)・・・重要無形民俗文化財
  • 竿燈(秋田市)・・・重要無形民俗文化財
  • 西馬音内の盆踊(羽後町)・・・重要無形民俗文化財
  • 毛馬内の盆踊(鹿角市)・・・重要無形民俗文化財
  • 土崎港曳山まつり(秋田市)・・・重要無形民俗文化財
  • 六郷のカマクラ行事(美郷町)・・・重要無形民俗文化財
  • 角館祭りのやま行事(仙北市)・・・重要無形民俗文化財
  • 花輪ばやし(鹿角市)・・・秋田県無形民俗文化財
  • 綴子大太鼓(北秋田市)・・・選択無形民俗文化財
  • 上桧木内の紙風船上げ(仙北市)・・・仙北市無形民俗文化財
  • ヤートセ秋田祭(秋田市)
  • アメッコ市(大館市)
  • 犬っこまつり(湯沢市)
  • 七夕絵どうろうまつり(湯沢市)
  • 能代役七夕(能代市)
  • 刈和野の大綱引き(大仙市)
  • 梵天まつり(県内各地)
  • 全国花火競技大会(大仙市)
  • ドンパン祭り(大仙市)
  • へそまつり(秋田市)

スポーツ

秋田県は高校バスケ全国タイトル最多を誇る秋田県立能代工業高校を抱え、かつての強豪いすゞ自動車も当初秋田を本拠地としていたなどバスケ熱が非常に高い地域として知られています。県には「秋田ノーザンハピネッツ」というプロバスケットボールチームがあり、秋田県初のプロスポーツチームとして活躍しています。その他にも「ブラウブリッツ秋田」というJFL所属のサッカーチームがあり、Jリーグの加盟を目指して戦っています。

秋田を舞台にした作品

秋田には海、山、川と、美しい雪景色を初めとする四季折々の魅力的な風景があり、映画や小説ではしばしばその舞台に選ばれます。そういった映画や小説を読んで、舞台となった場所を巡りながら観光するのも楽しいかも知れませんね。

文芸

  • 「青い山脈」作:石坂洋二郎
  • 「若い人」作:石坂洋二郎
  • 「山と川のある町」作:石坂洋二郎
  • 「それぞれの終楽章」作:阿部牧郎
  • 「秋田新幹線『こまち』殺人事件」作:西村京太郎
  • 「医学生」作:南木佳士
  • 「新幹線秋田『こまち』殺人事件」作:吉村達也
  • 「秋田殺人事件」作:内田康夫
  • 「鄙の記憶」作:内田康夫
  • 「こまち田沢湖殺人事件」作:中津文彦
  • 「夢の碑」作:高井有一
  • 「相剋の森」作:熊谷達也
  • 「邂逅の森」作:熊谷達也
  • 「黄色い牙」作:志茂田景樹

映画

  • 1941年「馬」
  • 1941年「若い先生」
  • 1945年「そよかぜ」
  • 1956年「山と川のある町」
  • 1956年「人間の條件」
  • 1959年「若い豹のむれ」
  • 1959年「男が命を賭ける時」
  • 1962年「雪の降る町に」
  • 1963年「民謡の旅 秋田おばこ」
  • 1964年「十七才は一度だけ」
  • 1965年「フランケンシュタイン対地底怪獣」
  • 1969年「少年」
  • 1974年「砂の器」
  • 1980年「思えば遠くへ来たもんだ」
  • 1982年「マタギ」
  • 1985年「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」
  • 1985年「ひとひらの雪」
  • 1986年「君は裸足の神を見たか」
  • 1987年「イタズ 熊」
  • 1987年「ハチ公物語」
  • 1990年「オーロラの下で」
  • 1998年「大往生」
  • 2000年「アカシアの町」
  • 2002年「たそがれ清兵衛」
  • 2004年「釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?」
  • 2004年「隠し剣鬼の爪」
  • 2006年「好きだ、」
  • 2007年「デコトラの鷲 愛と涙の男鹿半島」
  • 2008年「コドモのコドモ」
  • 2009年「釣りキチ三平」
  • 2011年「ハナばあちゃん!!~わたしのヤマのカミサマ~」

ドラマ

  • 1976年「雲のじゅうたん」
  • 1981年「まんさくの花」
  • 1993年「炎立つ」
  • 1997年「ウルトラマンティガ」
  • 2004年「砂の器」
  • 2007年「超神ネイガー」
  • 2009年「アイリス」

漫画

  • 1999年「雪の峠」作:岩明均
  • 1997年「ザ・ワールド・イズ・マイン」作:新井英樹
  • 2002年「D-LIVE!!」作:皆川亮二